【エンジンやミッションだけじゃない!】交換後に「ならし」が必要なクルマパーツ4+αとその方法 (2/2ページ)

ならしを行うことで本来の性能を発揮させることができる

3)ショックアブソーバー

 走れなくなることはないものの、消耗品のひとつとして、定期的に交換したいのがショックアブソーバーだ。乗り心地やハンドリングの初期化になる。構造的には内部にオイルが入っていて、ピストンやシールなど摺動部分もあるので、馴染ませることが大切だ。新車や交換から最初の100kmは抑え気味に走れば次第になじんできて、所定の性能が発揮させるようになる。

4)ブッシュ類

 サスペンションのつなぎ目に付けられている、人間で言えばいわば関節の軟骨のようなものが、ゴムのブッシュだ。滑らかで、スムースな動きを確保する効果があって、ショックアブソーバー同様に交換すれば効果は体感できるほど。こちらもゴム製ということで、負荷によって次第に馴染んでいく。よほどのクルマ好きでないと今では交換しないだろうが、新車時からだと、ショックアブソーバー同様に100kmぐらいで馴染んでくる。

5)ボディ

 ボディにならしが必要というと、まさかと思うかもしれないが、クルマのようにパネルを組み合わせて作られているものの場合、負荷がかかったすると、力が溜まってくるし、余分な力も抜けてくる。ドイツ車が2~3万kmで、しなやかさが出てくるというのは、このボディの馴染みも関係しているとされる。ただ、ならしとしての最適な方法はないので、普通に乗っているしかないのだが。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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