値上げになるのは加入者の約66%!
① 消費税増税に伴う保険料への影響
前述の通り、ユーザーが払う保険料は非課税だが、事故が起きたときに支払われる、修理費(部品代・工賃)などには、10%の消費税が課せられるので、保険金が増加するため。
② 2020年4月の民法(債権法)改正の影響
来年4月に施行される民法(債権法)改正により、法定利率が5%から3%に変更される。
人身傷害保険の逸失利益や将来の介護料は、この法定利率をもとに算出されることになっていて、法定利率が低いほど支払う保険金の総額が多くなる。
とはいえ、消費税は8%から10%へ、2%の増税だったのに、自動車保険が約3%もアップするのは……というのが、自動車ユーザーの正直な気持ち。ただし、保険料は加入者や車種などの条件によっても変わるので、全員が値上げになるとは限らない。
東京海上日動火災保険によると、値上げになるのは約66%の加入者とのこと。値上げ幅も一律ではないので、詳しくは保険会社に確認して欲しい。もしかすると、満期が近い人は、今月中に解約して、12月31日までに再加入すると、いくらか節約できるかも!?
自動車保険の保険料は高額なので、一度代理店と相談してみるといいかもしれない。いまの保険内容を見直すことで、保険料を節約できる可能性はけっこうあるので、この機会にじっくり相談してみよう。