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パワーからエコへ! 時代とともに移り変わる「ターボ」の役目とその歴史 (2/2ページ)

パワーからエコへ! 時代とともに移り変わる「ターボ」の役目とその歴史

ターボはもともと艦船や航空機用に開発されていた

 ターボと聞いて抱くイメージは人それぞれだろう。1980年代のドッカンターボや、チューニングでの大型タービン。最近では排気量のダウンサイジングに欠かせない装備となっている。意外に歴史は古く、世界的に見れば20世紀初頭にはディーゼル機関車用として実用化されている。

 日本でも戦争中に、艦船、そして航空機用に開発がなされていた。ちなみに当時は排気タービンと呼ばれ、高度1万mでやってくるB29を迎撃するために欠かせない装備ということはわかっていたが、素材不足、そしてオイルの性能不足などによって船舶用も含めて実用化はほぼされなかった。

 その後、世界初でクルマに装着されたのが、1962年のシボレー・コルベアで、1973年のBMW2002ターボも有名だろう。BMWについては、航空機エンジンの技術ノウハウが投入されている。

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