投稿日: 2019年12月24日 18:00 TEXT: 桃田健史 PHOTO: ポルシェAG/WEB CARTOP 【なぜ世界的に統一されない?】ユーザーメリットを損なうのにEVの充電ソケットが多数存在するワケ (1/2ページ) Category EV 自動車コラムTags EV コンボコネクター チャデモ 充電 充電ソケット 日本 欧州 電気自動車 画像はこちら 日本のチャデモ vs 欧州のコンボコネクターの覇権争い! EVの充電には、大きく2つの方法がある。ひとつは、自宅や会社で普通充電と呼ばれる交流での充電。もうひとつは、急速充電器と呼ばれる直流での充電だ。ところが、充電ソケットの形状は世界各地でバラバラ。 日本では、CHA de Mo (チャデモ)、欧米ではコンボコネクターが使われるが、ヨーロッパとアメリカのコンボコネクターの形状は違う。まあ、充電ソケットが国や地域によって違うというのは、EVに限らない。海外旅行先のホテルで日本から持って行ったスマホの充電器が使えなくて困った、という経験をお持ちの方も多いはず。とくにヨーロッパ各国では違いが多く、日本を出る前に電気量販店や100円ショップで各種アダプターを探すことになる。 一方で、EVが本格的に普及し始めたのは、2010年代に入ってからと新しい分野だ。充電についても国際的な協議をしているはずなのに、どうして充電ソケット形状がバラバラになってしまっているのか? EVの充電ソケットが多数存在するワケ画像はこちら「チャデモなんか、使いたくない」。欧米の自動車メーカー関係者がハッキリと言い切る。理由を聞くと、「日本なんぞに、世界的な規格について、とかやく言われる筋合いはない。これまで自動車技術の世界標準は欧州が構築し、アメリカと連携してきた。EVでも同様である」と強気の姿勢を崩さない。これは、今年(2019年)の話である。 NEXT PAGE 自動車メーカー間の連携はあるか? 各国や各メーカーごとに独自のシステムが構築されている こうしたチャデモ vs コンボ戦争が勃発したのは2012年。筆者(桃田健史)も参加した、米ロサンゼルスでのEVに関する国際会議... 12> 画像をもっと見る編集部が選ぶ!あなたにおすすめの記事 クルマの電動化を望むのはメーカーだけ? 世間で言われるほど売れない電気自動車の行方 オーナーが実感した難しさ! ガソリン車では考えられない電気自動車のトラブル5選 航続距離の短さなんてネガじゃない! ガソリン車じゃあり得ない電気自動車のメリット4つ 【PR】【2025年最新】車一括査定を利用するならどこがおすすめ?ランキング形式で紹介 噂のなかにはウソもある! 今夏の酷暑に起きた「電気自動車のホント」3つ スズキがインドの自動車市場を変える可能性アリ! 「eビターラ」の登場は単なるBEVの1モデル以上の破壊力があった 桃田健史 MOMOTA KENJI- 愛車トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等趣味動物たちとのふれあい好きな有名人聖徳太子(多くの人の声を同時にしっかり聞くという伝説があるので) 桃田健史 の記事一覧
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