修復歴アリは度合いに関係なく「R点」となる
一方のR点は、修復歴がある個体であるという意味で、軽微なものではRA点という表現が用いられる場合もある。ここで難しいのは、しっかり直っている修復歴あり車でも、適当に直してあってまっすぐ走らないようなものでもR点となってしまうところ。このあたりは数字で評価されないので判断に悩むところだろう。
それ以外の数字は、以下のようになる。
6点 新車登録後36カ月未満、走行距離3万km以下で内外装にダメージがほとんどない、とても綺麗な状態。
5点 走行距離5万km以下で、内外装にダメージがほとんどない、良好な状態。
4.5点 内外装に目立たない軽微なキズ、ヘコミが少し認められるが、良好な状態。
4点 内外装に目立たない多少のキズ、ヘコミが認められる状態。
3.5点 内外装に多少のキズ、ヘコミが認められる状態。
3点 内外装に目に留まるキズ、ヘコミが認められる状態。
2点 内外装に目に留まるキズ、ヘコミが複数認められる状態。
1点 冠水車などの特別瑕疵車両。
文字にするとかなりシビアに思えるかもしれないが、おおよそ4点の評価がついているものであれば、よほど気にする人でない限りは「それなりにキレイ」という印象を持つレベルと言えるだろう。
なお、この評価点を下すのは各オークション会場の検査員であり、多数あるオークション出展車両をチェックしなければならないため、見落としが発生してしまう場合もゼロではない。そのため、評価点はあくまで参考程度にし、実際に自分の目で確認するということが大切と言えるだろう。