見た目のインパクトだけでなく優れた機能をもつ塗装色も!
ボディカラーというのは自らの個性を発揮することができる部分。昔は下取り価格が下がるから白、黒、シルバーという無難な色がいい、と言われた時期もあった。だが最近では残価設定プランなどクルマの購入方法も変わってきており、それなら自分の好きな色を選ぼうと考える人も増えてきている。
そこで今回は、現行国産車のなかから珍しいボディカラーを持つ車種を独断と偏見でピックアップしてみた。その車種に似合っているか、オーナーに似合うかはひとまず置いておいて、こんな色もあるのか! と思って頂ければ幸いである。
1)トヨタ・プリウス/サーモテクトライムグリーン
黄緑のインパクト大のボディカラーであるサーモテクトライムグリーン。じつは見た目だけではなく、カラーベースのなかに「大粒径酸化チタン粒子」を混合させ、太陽光の赤外線を反射する仕組みを持った機能性塗料を使ったもの。
そのため、ボディ表面の温度上昇を抑えるだけではなく、太陽光にさらされることで起こる塗膜の劣化も抑える効果があり、見た目以上にその効果にも注目してもらいたいボディカラーである。ちなみにシエンタにも似たような色味の「エアーイエロー」が用意されているが、こちらはそういった機能は持ち合わせていない。
2)日産フェアレディZ/プレミアムアルティメイトイエロー
スポーツカーこそ、ビビットな色をチョイスしたいと考える人は多いかもしれない。そんなあなたにオススメしたいのが、日産のラインアップでフェアレディZだけが持つ「プレミアムアルティメイトイエロー」だ。
もともとZ34型が登場した際に設定されていたカラーだったのだが、一部改良時に一旦消滅。しかし、ユーザーから復活を望む声が多かったため、2016年8月の一部改良で復刻されたというエピソードを持つカラーなのである。写真ではなかなかその色味がわかりにくいかもしれないが、実車を見れば心をつかまれること間違いなしだ。