男性&女性それぞれの目線で厳しくチェック!
ミニバン市場におけるドル箱モデルである日産セレナ、2019年8月にモデルチェンジに魅力がさらにアップ。売れている理由を探るべく、モータージャーナリスト藤島知子(愛称フジトモ)とWEB CARTOP編集長の石田が男性&女性目線でその魅力を徹底検証する!
街乗りから遠出までこなす! 思わず笑みがこぼれるでき
日産セレナは2019年8月にマイナーチェンジを行ない、車両の全方位、360度セーフティーアシスト機能を標準搭載し、安全性能を大幅向上させた。Vモーショングリルはクロームメッキを広範囲に散りばめたディテールに変更。ハイウェイスターは縦長のリヤコンビランプを採用して、スポーティで存在感を強めたルックスになった。そこで今回は100%モータードライブで走れるe-POWER ハイウェイスターを、藤島知子さん、編集長・石田でチェックしてみた。
藤島知子(以下、フジトモ)「3列シートのミニバンは色んなモデルがあるけれど、セレナはインテリアがオシャレ。シート表皮の色合いも都会的ですね」
石田貴臣(以下、石田)「今回の試乗車はグレー&ブラックのシート表皮だけど、洗練された印象のブラックもあるんだよね。ダッシュボードにはステッチを施したベージュの加飾を、立体的な造形で汲み上げている。生活感を感じさせないね」
−まずはフジトモがステアリングを握り運転席へ。
フジトモ「セレナは窓が広くて運転席の視界は良好。交差点の右左折で自転車や歩行者の状況が把握しやすいですね」
石田「運転支援システムも充実してるんだよね?」
フジトモ「そう! 車庫入れが苦手な私でも安心できる機能がインテリジェントアラウンドビューモニター。クルマを頭上から見下ろしたような画像が見られて、車両周辺、の障害物がよくわかるんですよ」
石田「運転に自信がある人でも、小さい子どもなどが近くにいるのを検知して知らせてくれる移動物検知機能もあっていいね。さらに後退する際に自車の後ろをクルマが横切ろうとしているのを知らせてくれる後退時車両検知警報もあるんだね」
フジトモ「ほかにも車線変更をするとき、隣のレーンの後方の死角にクルマが隠れていることを知らせてくれる後側方車両検知警報&衝突防止支援システムも便利。またアクセルとブレーキの踏み間違え事故のリスクを減らすサポートも。セレナは人に対しても反応してくれるところが特徴的で、優秀。車両の全方位をフォローする安心機能が充実していることに驚かされますね」
石田「フジトモ、詳しいな!」
−フジトモから石田にドライバーチェンジ。高速道路に乗って箱根を目指す。
石田「高速で嬉しい機能が話題のプロパイロット。前を走るクルマとの車間を維持しながら追従走行をして、なおかつ車線の中央付近をトレースして走ってくれる。長距離ドライブの負担を減らしてくれそう。何より疲れないから、そのぶん楽しい思い出のまま帰路につけそうだ」