隣の人とは違う個性を求めるなら輸入車という選択もアリ
3)トヨタ カローラスポーツ
そして、インテリアの上質感と乗り心地の良さをバランスよく備えているのが、トヨタ・カローラスポーツ。
こちらもキャメルとベージュやレッドとブラックのツートーンレザーシートが設定されていたり、ダッシュボードがステッチ使いだったり、上質感が高いです。その上、身体に程よくフィットするサポート形状で、しなやかな足まわりの乗り心地もかなり上質。これなら長時間のドライブでも楽しめるはずです。
また、カローラは会話するように音声でさまざまな機能が使える、コネクティッドカー。家でアレクサなどを使いこなしている人にもピッタリだし、万一の際にもオペレーター直通でサポートしてくれるのも安心ですね。
4)メルセデス・ベンツ Aクラス
さて、ここからは輸入車です。やはり、コンパクトクラスでもっともエレガントかつ、上質感が高いのはメルセデス・ベンツAクラスでしょう。外観からして、ジュエリーをちりばめたようなフロントグリルが目を惹きます。
インテリアには好きな色が選べるアンビエントライトがあり、夜にはムーディに手もとなどを照らしてくれるほか、リッド付きの収納スペース、シャンデリアのようなルームライトなど、とても凝ったデザインと便利装備が揃っています。ルーフが低いデザインのため、後席が狭いのではと思いがちですが、足もともゆったりしていて、優雅な気分で乗れる1台になっています。
5)DS DS3クロスバック
そして最後に、ちょっと人とは違う個性的な上質感を求める方には、DSのDS3クロスバックがオススメ。DSは、もともとシトロエンの別ラインとして、前衛的なデザインを最大の特徴とするクルマをラインアップしていたのですが、少し前にDSというひとつのブランドとして新たにスタートしました。
もう、そのアクの強さは外観やインテリアを見てもらえれば、一目瞭然。パリの精緻な伝統文様クル・ド・パリを描くセンターコンソールや、ダイヤモンド型のスイッチ、時計のベルトを思わせる凝ったレザーシートなど、ほかのどのクルマにも似ていない、独創的な世界観に圧倒されることでしょう。
テーマごとに3つのタイプのインテリアが用意されているのも、心踊ってしまいます。またDSは、見た目だけでなく乗り味からもラグジュアリー、コンフォートを感じてもらうことを徹底している作りに定評があるので、この世界観がお好きな人ならば、きっと大満足できると思います。
というわけで、どれもこれまでのコンパクトカーの概念を打ち破る、作り手の想いが溢れているクルマたち。値段が安いからチープだとか、走りや乗り心地がよくない、なんてことは決してありません。むしろ、小さいことを誇れるような、小さいからこそ充実したドライブができるような、そんなコンパクトカーもあるんです。もう、無理して大きなクルマに乗る時代じゃないのです。夫婦ふたりの時間にぴったりのクルマを、もう一度選び直してみてくださいね。