クルマそのものだけじゃないディープなマニアの趣味
クルマ関係とひと口に言ってもいろいろとある。趣味という点で見ても、王道はクルマそのもので、いじってみたり、さまざまな車種を乗り換えたりなど種類が豊富。また、裾野も広いので、クルマそのもの以外の趣味もある。今回は今まで出会った趣味も含めて、取り上げてみよう。
1)ミニカー
これは王道だろうが、ディープな人となると、なんとなく新製品を集めたりなどはしない。テーマを決めていて、国別や年代などどんどんと深くなっていく。1960年代のル・マンに出たクルマのミニカーだけを集める人もいたりする。
2)プラモデル
こちらも王道だろうし、テーマの絞り方もミニカーに似てはいる。ただマニアは、作る用と保管用のふたつを買うことも多く、保管に困ったりする。
3)本や雑誌
洋書を並べるのはおしゃれな感じもするし、日本で言えばカーグラフィックをズラリというのも趣味人としての定番だろう。ディープな人はCARトップのような、劣化しやすい紙の雑誌を集めることや、そこに載っている広告をスクラップする人もいる。売買欄に載っている当時の社外パーツをリストアップしている人にも出会ったことがある。
4)カタログ
昔は子供が近所のディーラーに行って、カタログをもらうなんていう光景もよくあったが、最近は見かけない。しかし、カタログを集めている人はけっこう多い。こちらもテーマを絞ったりしないと大変なことになるのだが、それでも発行年月毎に追いかけだすときりがない。ちなみに何十万円もするカタログというのはなくて、かなり安価に取引されているのはいいところだ。
5)エンブレム
最近のクルマはステッカーだったり、立体モノでもシンプルだが、その昔は色が付いていたり、七宝焼きだったりと、相当凝っていただけに、収集している人はいる。モノが小さいのでかさばらないのもいいようだ。ただ、のちに補修部品で出てくるものではなくて、車両に最初から付いていたオリジナルにこだわるのは凝り過ぎか。