クルマの使われ方も大事なポイントに!
2)ボディがしっかりしているか見るべし
距離を走っている個体ということはそれだけ動き回ってきたということであり、その影響はボディにも出てきていることがある。とくにボディのサビや腐りは致命的であり、これを直そうとするとかなりの時間とお金が必要になってしまうのだ。
雪国などで融雪剤の影響を受け続けた個体などだと、外側はキレイに見えても下回りがボロボロ……ということも少なくないので、目視できるところは地面に這いつくばってでも確認しておきたい。
また事故歴を気にする人も多いが、車種によっては市場に存在する個体の多くが修復歴アリ、ということもあるので、しっかり直っているようであればOKと考えるのもアリだ。もちろん修復場所を確認し、そこからサビなどが発生していないかどうかも忘れずに確認しよう。
3)過去のオーナー像を想像すべし
最近では個人情報の兼ね合いもあり、過去のオーナーがどんな人だったかを店舗から聞き出すことは難しくなっているが(そもそも業者オークション仕入れだとわからない)、クルマの状態から過去のオーナーを推測することは大切だ。
たとえば、走行距離のほとんどが高速道路を使っての長距離移動だった個体と、ストップ&ゴーが続く渋滞路だった個体では当然前者のほうがクルマの疲労度は少ないし、サーキットでバリバリ走っていた個体と街中オンリーの個体でもまたしかり。
乗り降りが多いとシートのヘタリが早く進むので、距離に比べてシートのヘタリが少ないとか、スポーツ系の車種であれば、タイヤハウス内やフェンダー周辺の飛び石傷が多いので走り込んでいたとか、五感をフルに動員して過去のオーナー像を思い浮かべることも必要だ。