エンジンの暖機完了の合図ではない! 青く光る水温警告灯が消える温度と正しい暖気運転とは (1/2ページ)

青いランプが消えるのは多くのクルマで50度あたり

 11月後半から冬の訪れを感じさせる寒い日が増えてきた。寒くなると「ここ20年くらいメーター内に水温計がなく、水温が低い時には青いランプが点くクルマが増えているけれど、あの青いランプは水温が何度になると消えるのか?」ということが気になる人もいるかもしれない。

 この疑問、水温計の代わりにランプが点くクルマでは正確な水温は分からず、水温計とランプがあるものや水温が数字でわかるクルマも少ないため、アフターパーツの追加メーターを付けなければなかなか確認できない。

 そうしたなか、最近筆者の手もとにあったマツダ・ロードスターの現行モデルには青いランプと大まかな数字も掛かれた水温計があった。そこで冷間からのエンジン始動後に青いランプが消えるタイミングや水温計を見ながら観察してみたところ、50度近辺だった。水温50度というのはエアコンから温風が出始めるころでもあり、青いランプが消えるのは多くのクルマで50度近辺だろう。

 ただ青いランプが消えたからといって暖機運転終了という訳でもないので、この機会に正しい暖機運転の仕方を確認しよう。まず現存するクルマはほとんどが電子制御燃料噴射となっているため、始動直後からエンジンは安定して回る。そのため前回動かしてから時間が経っているなどの理由がない限り、騒音や触媒が機能しない冷間時の排ガスはクリーンでないのもあり、始動直後にエンジン回転が上がるファーストアイドルが終わったあたりで動き出すのがいい。


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