道路で見かける「なまずの看板」は何を表しているのか? (2/2ページ)

地震災害時の緊急交通路を示す!

 各地にあって、各都道府県とそこの警察が出し主。なにをアピールしているかというと、なまずから想像がつくように、地震災害のときに下を通る道路は緊急交通路に指定されるということをアピールしている。

 緊急交通路とは、災害対策基本法第76条第1項に基づいて、災害時に一般の車両は通行禁止となり、災害復旧などの緊急車両のみが通れるようになる道路のこと。最近は地震での被害も多く、注意を喚起して意識を高めるには、標識のサイズ、そしてなまずは最適だろう。

 ちなみに最近は地震が多いと言ったが、なまずの表示は10年以上前から使われている。また、災害対策基本法自体は東日本大震災などを受けてたびたび内容が変更され、緊急時への対応力が高められている。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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