クルマに興味ゼロでも欲しくなる! 東京モーターショーで見つけた女性必見のモデル&技術4選 (2/2ページ)

「自動追尾ベビーカー」や「美容・健康に良いシート」も!

3)カーメイト「自動追尾ベビーカー フラコットコンセプト」

 そしてお次は女性が注目すべき技術として、カーメイトが参考出品していた「自動追尾ベビーカー フラコットコンセプト」。そう、その名のとおり、押さなくてもいいベビーカーです! 正面についたカメラと赤外線センサーで、人の形や洋服の色を識別して、パパやママを追尾してくれるというのです。前2輪がインホイールモーターで、バッテリーや制御基板がシート下に搭載されています。

 私は会場で実際に、スタッフの方を追いかけて動くベビーカーを見せてもらい、ものすごく驚いてしまいました。これが実用化されたら、重い荷物を持ちながら必死でベビーカーを押す苦労とは、もうおサラバ。上り坂だってラクラクですよね。世の中のワンオペ育児で疲弊している人たちのためにも、1日でも早く発売してほしいものです。

4)テイ・エステック「愛されるシート」

 最後は、テイ・エステックが出品していた「愛されるシート」です。これはシートのセンシング技術とIoTを掛け合わせたことで、人の動きをセンシングしてバランス能力を測定したり、シートがゲーム機のコントローラーみたいに使えるというのが面白いところ。このシートに座り、じーっと座禅のように動かないようにしているだけで、体幹年齢を予測してくれたり、足をバタバタと動かすだけで、画面の中のランナーが連動して他の人と競争できたり、今までのシートとは別モノの楽しみが広がります。

 将来的には、シートに座るだけで健康状態がわかったり、体幹トレーニングができたり、といったヘルスケア、美容などの分野にも活用したいとのことだったので、女性としては座っている時間も美容・健康のために使えるようになるって、とても嬉しいことですよね。

 というわけで、クルマやクルマに使われる技術はもはや、クルマに乗る人だけのものではありません。意外なところで私たちの暮らしに役立つものが生まれたり、あったらいいなと思っているものが実現したり、いろんな可能性を秘めています。ぜひ女性の皆さんも、“食わず嫌い”しないで注目してみてくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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