ディーラーにスペアキーを頼むと数週間かかることも!
クルマでのピンチは数あれど、出先でカギを紛失してしまったときほど困ることはない。一方、各種の落し物調査でも、鍵はスマホや財布と並んで、つねにベスト3に入る常連のひとつ……。
もし、出先でクルマのカギをなくしてしまった場合、もう一度冷静になって、自分の荷物や上着、立ち寄ったところなどを調べ直して、それでも見つからなければ、まず警察に届け出る。
次にクルマをどうするか。クルマのドアを開けるだけなら、JAFや保険会社と提携しているロードサービスを呼べば、すぐに開錠してくれる(JAF会員や保険の加入者なら無料)。また自宅が近ければ、レッカーで運んでもらうこともできるし、ディーラーなどへレッカーしてもらうことも可能だ。
問題はその先。どうやってクルマにエンジンをかけて動かすか。自宅が近く、自宅にスペアキーがあれば、取りに行くか家族に持って来てもらえばとりあえず解決。それができない場合は、ディーラーか鍵の専門業者にスペアキーを作ってもらうしかない(JAFやロードサービスでは、開錠まではやってくれるが、スペアキーは作ってくれない。ただし業者を紹介してもらうことは可能)。
確実なのはディーラーだが、ネックは時間がかかることと、けっこう費用が掛かること。通常、持ち込んだ当日に解決することはなく、新しい鍵ができるまで、数日から1~2週間かかることも……。その日、その場で何とかして、速やかに移動したいというときは、鍵の専門業者を呼ぶしかない。