タイムアタックやドリフト同乗体験など充実したコンテンツを用意
私、篠田はM4で体験。下見走行ではコースを覚えるのに必死で、参考タイムで1分オーバー。周囲には運転に慣れたベテランの媒体関係者が多く、良いタイムが出てきたので、だんだんと不安が募ってくる。その緊張を見てか、同乗するインストラクターに「タイム計測されるとなると、緊張しますよね」と声をかけてもらい、少し落ち着くことができた。ここまできたらやるしかないと覚悟を決め、いよいよタイムアタックがスタート。
本番1周目はコースを間違えそうになったり、360度ターンで膨らんでしまったりと散々な結果で39秒。「まだまだタイムは縮められますよ!」とインストラクターに励まされ、2周目へ。今度はなるべく無駄なアクセルを減らそうと努力するも、結果は実らず1周目と同じ39秒。なかなか上手くはいかない。3周目ではようやく少し思い通りの走りができたと思ったのだが、最後に失速してしまい、38秒という結果に。
それでも、今までの運転では意識していなかった無駄な動きがあることに気づき、それを少し取り除いただけでもタイムは縮められるということがわかった。少し運転が上手くなったと思うのは、気のせいではないだろう。だんだん感覚がつかめてきたところだったので、もう少しタイムが縮められたかもしれないと思うと、悔しかった。
最後にはインストラクターによるドリフト同乗走行体験が用意されている。これまでに行ったトレーニングでの技術を駆使し、最終的には自在にクルマを操ることができるようになるというのを知ってもらうためのプログラムだ。ここで使用されるのはこれまでに私も乗っていたM3、M4で、「ノーマルでこんな自然にクルマが流れていくのか!」と驚くばかりだ。
ほかにも、コンテンツは充実している。参加者だけでなく、家族や友人がモータースポーツを楽しめるよう、カートの試乗体験もそのひとつ。インストラクターによる簡単な講習を行った上で、気軽に体験できる。コースはタイヤバリアが設置されているので、初めてでも安全に楽しめるコース設定としたそうだ。エンジン付きカート2台と電動カート1台、キッズカート1台を用意。場所もドライビングエリアの隣のスペースなので、参加者がクルマに乗っていない間などにはカートの様子も見ることができるといった配慮も見られた。
今回体験したブロンズクラスのプログラムは、ある程度運転に長けた人ならば1回で、私、篠田のような初心者でも何回か受けていればステップアップできる内容になっていると感じた。インストラクターのアドバイスも的確かつ丁寧で、上手くできたときには褒めてもらえるので、達成感もより一層得られる。ドライビングの得手不得手に関わらず、「運転がもっと上手になりたい!」という人に是非ともオススメしたいプログラムだ。内容の充実ぶりからすると十分満足できる価格設定なので、私、篠田も機会があったらまたチャレンジしたい。