ハイパワーなMモデルを思う存分感じられるコンテンツに!
「アクセルターンチャレンジ」ではアクセルとステアリングをコントロールし、きれいに車体を180度回転させ、スムースにクルマを停止させるというもの。停止した際の姿勢が判定基準となる。テールが滑る恐怖心を取り除き、アクセルで姿勢を変えることを覚えるという内容だ。ドリフトの基礎となるこの技術で、カウンターを当てずにMシリーズのハイパワーやスライドしているときの反応、安全性を体感できる。
まず、M3でインストラクターによる手本を同乗で体験したのち、いざスタート。指定の位置にあるコーンの横で停止し、ハンドルを切って1速に入れ、一気にアクセルを踏み込む。リヤが流れたことを確認して、停止位置で速やかにブレーキを踏む。マニュアル車ではなかったため、2ペダルでクルマをコントロールすることができるのだが、180度回転したところでピタリと止めるのがなかなか難しい。
始めはタイヤを滑らせる感覚に少し驚いてしまい、ブレーキを早めに踏んでしまって180度回りきれずに苦戦した。M3はパワーがある分、やりやすいはずなのだが、アクセルを抜いてブレーキを踏むタイミングを逃してしまうと、いきすぎたり、手前で止まってしまったりして難しい……。
それでも、手本を見せてくれたインストラクターが同乗し、その都度丁寧にアドバイスしてもらえるため、何度か試していくうちに徐々に感覚をつかむことができるようになった。時間が経つのはあっという間で、始めは緊張気味で乗り込んだものの、戻ってきたときにはピストン西沢さんに「満面の笑みですね!」とイジられるくらい、「楽しい!」という思いの方が強くなっていた。
ふたつ目のトレーニング「ターゲットタイムチャレンジ」では、エリア内に設定されたジムカーナコースをインストラクターのターゲットタイムに近づけて走るというもの。全開走行ではなく、同じタイムで走り続ける正確性を身につけるメニューだ。ちなみにこのコースでの想定タイムは40秒だという。
まずは全員でコースを歩いて下見を行い、注意が必要なポイントをチェック。その後ピストン西沢さん自らコースを走行して出したタイムはなんと33秒! しかし、これでは速すぎるということで途中から目標タイムは36秒に変更となった。2回連続で36秒をクリアできれば合格となる。コースはスラロームや360度ターンなども用意され、なおかつメリハリのあるアクセルワークを駆使しなければ目標タイムには近づけないという、テクニカルなコースレイアウトだ。
こちらのプログラムでは同乗はなく、いきなり運転席に座ることになり、少し焦ってしまった。1周は運転しながら再度コースの下見ができ、2周目からが本番。3回タイムアタックを行った。