4)メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+
【612馬力(450kW)/5750-6500rpm・850Nm/2500-4500rpm】
標準ラインアップにプラスしたハイパフォーマンス仕様というのは各ブランドが用意しているが、その代表格といえるのがメルセデスのAMGだろう。Eクラスには3種類のAMGが設定されるが、そのトップグレードがE63 S 4MATIC+。その心臓部は総排気量3982ccのV8で、二つのターボチャージャーはバンク間という最短距離の位置に置かれている。インタークーラーは空冷式、最高出力は驚異的な612馬力となっている。こうなると後輪駆動で受け止めるのは難しく、9速ATを介して四輪に駆動力が分配されている。そのATはトルクコンバーターの代わりに湿式多板クラッチを使うことでダイレクト感を高めたAMG専用ユニットだ。