出勤時間帯は混雑だけでなく事故やトラブルも起こりやすい
2)五十日(ごとおび)
日付の1の位が「5」または「0」の日のことを指す五十日(ただし月末が30日の月以外は月末日が該当する)。日本では古くからこの日を決済日としている企業が多く、現在でも小さな個人経営の店などではこの日に伝票のやり取りや集金をするケースが少なくない。そのため、得意先をまわる営業車が普段よりも増え、道路も混雑してしまうというわけだ。
とはいえ、電子決済なども増えた現在では、言うほど混み合わないというのもまた事実。逆に五十日後(給料日後)の週末のほうが渋滞は多くなりそうだ。
3)出勤時間帯
道路が混むということは、当然同じ時間帯にクルマで移動しようと考える人が多いということ。そういう点で言えば、休日は五十日と並んでクルマが集中するのは通勤時間帯となる。一般的な企業の多くが9時始業となるため、7時~8時台がピークとなるだろう。
とくに出勤時は遅刻が許されない状況となるため、通常の渋滞時よりもピリピリした空気が流れがち。そうなるとちょっとのことがトラブルの要因となったり、事故の原因となったりするため、より余裕を持った行動が必要と言える。
一方、一般的に17時ごろと言われる退勤時間帯は、朝ほどの渋滞にならないことが多い。これも、「始業時間には厳しいが、退勤時間には寛大」と言われる日本企業の闇なのだろうか……。