エンジンオイルと冷却水のチェックはとくに重要!
3)エンジンオイルの量と汚れ
いまのクルマは冷却水とオイルさえきちんと入っていれば、そうそう大きなトラブルは出ない。逆にオイルと冷却水だけは非常に重要とも言える。オイルの量に関しては、運転席からメーターで確認できる車種もあるが、汚れ具合は目視でチェック。走行距離が短くても1年ごとには交換したい。
4)ブレーキフルードの量
いうまでもなくブレーキは非常に重要な部分。システムが正常でもブレーキパッドが減ると、ブレーキフルードの液面も下がるので、ブレーキの減り具合がある程度わかる。フルードの液面が上限(MAX)と下限(MIN)の間にあればOK。新品のフルードは無色透明だが、茶色っぽくなってきたらかなり劣化している証拠。早めにフルードの交換を。
また、フルードの減りが妙に早い場合は、ブレーキ系統のどこかでフルードが漏れている可能性があるので、整備工場へ直行!
5)バッテリー
いまのバッテリーはメンテナンスフリーが主流。その代わり、ある日突然寿命を迎える……。バッテリーに厳しい季節=夏と冬の前には、カー用品店やディーラーなどで、専用のテスターを使って一度バッテリーの健康状態を調べておくと安心だ(無料)。できればターミナルの緩みの有無なども見ておこう。
その他、ベルト類などの張り具合や異音のチェック、オイルや冷却水などの漏れがないかの確認、異臭などがないかも合わせて点検しておきたいところ。とくにウォッシャー液やエンジンオイル、バッテリーなどは、最新のクルマでもそうでないクルマでも、使えば減るし傷むもの。
これらはやはり放ったらかしにせずに、最低でも季節ごと、できればひと月に一度はボンネットを開けて、一通り目視で点検しておくことを忘れずに。