40馬力アップの292馬力を発揮! 運動性能を高めたアルピーヌA110Sが899万円で登場

パフォーマンスを高めたハイエンドモデル

 アルピーヌ・ジャポンは、ミッドシップエンジンレイアウトにアルミ製ボディパーツなどを採用したピュアスポーツモデル「A110」に、よりダイナミックなスタイリングとパワフルになったエンジンを搭載した「A110S」を発表した。メーカー希望小売価格(税込み)は、899万円。グリトネール マットのボディカラーは40万円高となる。現在、2020年2月9日(日)23:59まで、オフィシャルウェブサイトにて先行予約を受付中だ。

 エクステリアデザインは、各所がベースモデルに対してよりスポーティに仕立てられている。リヤピラーに装着するトリコロールのエンブレムは、カーボンファイバー(黒)とオレンジに、前後に装着される「ALPINE」のエンブレムは、ブラックに変更している。

 また、ブレーキは性能の高さを感じさせるようなオレンジにペイント。ボディカラーはA110S専用となる、マットカラーのグリトネール マットも用意され、特別な1台であることを強調する。

 A110Sの特長は見た目だけではない。搭載するエンジンは、ベースモデルと同じ1.8L直4ターボだが、ブースト圧を0.4barアップさせて最高出力を40馬力アップ。292馬力/6420rpm、320N・m/2000-6420rpmというスペックを誇る。組み合わせるトランスミッションは7速DCTとなる。

 パワフルになったエンジンに見合うよう、サスペンションなど足まわりのセットアップも変更。サスペンションはスプリングレートを高め、ダンパーもそれに合わせてダンパーもチューニングされている。同時にアンチロールバーの剛性も高められている。

 タイヤはミシュラン・パイロットスポーツ4だが、専用構造と専用コンパウンドが与えられている。高いグリップ力とハンドリング性能を楽しめるよう、トラックモードでの横滑り防止装置(ESC)は車両に合わせてリセッティングが施される。ブレーキは、ブレンボ製キャリパーと320mmのバイマテリアルディスクを採用した。ルーフには光沢仕上げのカーボンルーフを採用。スタイリッシュな見た目はもちろん、運動性能の向上にも貢献する。車重はわずか1110kg(グリトネール マットは1120kg)となる。

 インテリアは、専用カラーとしてオレンジのステッチが採用される。黒いディナミカを使用したルーフライニングやサンバイザー、ドア内張りはA110Sだという証だ。また、ディナミカを使用したモノコックバケットシートはサベルト製で、重量は13.1kg。レザーとディナミカを使用したステアリングは、上端にオレンジのマーカーがデザインされている。


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