全国各地から340台のオーテック車が集結! 「AOG湘南里帰りミーティング2019」を開催 (1/2ページ)

年に1回の恒例行事! 車種の垣根を超えてつながる大規模オフ会

 オーテックジャパンは11月16日、神奈川県・大磯ロングビーチ駐車場で「AOG(オーテックオーナーズグループ)湘南里帰りミーティング2019」を開催した。今年で15回目となるこのイベントは見るだけでなく、愛車を持ち寄ったオーナーが主役になれる場として、オーテックが手掛けたクルマを愛するオーナーの間では恒例行事となっている。

 オーテックジャパンは日産車をベースにしたファクトリーカスタムカーや福祉車両、商用特装車を手がけている。このイベントはオーテックジャパンの本拠地である神奈川県・茅ヶ崎市(湘南)から全国のオーナーの元に届けられた車両が、再び誕生の地である湘南に集まることから「里帰りミーティング」と名付けられた。毎年多くの応募があるなか、抽選で選ばれた340台・575人が集結。新旧のオーテック車が一堂に会する貴重な場を取材した。

 まず驚いたのは参加者であるはずのオーナーが進行役を務めていたことだ。「壇上に上がっているみなさんはこのイベントでの司会に慣れており、われわれスタッフが案内するよりも参加者が注意事項に耳を傾けてくれる」(オーテック社員談)とのこと。確かに和気あいあいとしたアットホームな雰囲気でイベントが進行していった。

 恒例となっている、もっとも遠くから会場に駆けつけた遠来賞(北東、西南の2部門)と過走大将(愛車でより多く走っている、走行距離が一番多い人が対象)の2賞を表彰する。遠来賞は毎年同じ人が受賞してしまうことを考慮し、3回以上の受賞は殿堂入りとして扱われる。

 今年の遠来賞はどちらも2回目の参加者が選ばれた。北東方面は山形県から「セレナ e-POWERオーテック」で参加した姫あやさん、西南方面は福岡県から下道で4日かけて「シルビア ヴァリエッタ」とやってきたミッティさんが選ばれた。

 今回過走大将に選ばれたのは、埼玉県から10回目の参加となる「シルビア オーテックバージョン(S15)」に乗っているなまさん。新車で購入し、走行距離は34万8000kmという圧倒的な数字に会場からは驚きの声があがった。

 今回ゲストとしてセレナオーテックに乗って登場したのは、SUPER GT GT300クラスで56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rをドライブした平峰一貴選手と、SUPER GT GT500クラスのモチュール・オーテックGT-Rでレースクイーンを務めた河辺ほのかさん。ふたりを交えたトークショーを行ったほか、参加車両やブースを見学し、記念撮影やサインに応じるなどオーナーとの交流を楽しんでいた。

 トークショーでは今シーズンのSUPER GTでのレースの振り返りなど、この場でしか聞けない話が盛りだくさん。運転のコツについて聞かれた平峰選手は「余裕を持って視野を広げて運転することが大切」と回答。普段SUPER GTレースでもパワーの異なるGT500クラスを避けながら、GT300クラス同士で熾烈なバトルをこなす平峰選手からの説得力のあるアドバイスに、参加したオーナーたちは聞き入っていた。


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