不慣れだと車両を引き渡してもお金がもらえないことも!
2)支払いがきちんとなされない
あまりあるケースではないと思うが、なかには支払いよりも先に車両を受け渡ししてしまい、その後音信不通となるケースもあるようだ。当然ながら、車両の受け渡しは支払いと同時が好ましい。振込で、ということもあるかもしれないが、現金と車両を交換するというのがベストな受け渡しだろう。
3)名義変更がされない
個人売買でよく見かけるのが、車両を渡したあとにしっかり名義変更をしてもらえないというケースだ。名義変更がなされていないと自動車税の請求は来てしまうし、交通違反などをしたときも車検証上の持ち主のところに連絡が来ることになるので面倒なことになりがちなのである。それを防ぐために「名義変更まで〇〇円お預かりします」という形を取る売り主もいるが、それはそれで返金がされないというトラブルもあるようで、なかなか難しいところだ。
なお、前述の大手中古車販売会社が間に入るものでは、車両のチェックや名義変更、納車などを業者が代行してくれるものだが、売る側と買う側それぞれに手数料が発生するため、個人売買のうまみが薄まってしまうのが難点といえる。
もちろん個人売買で極上車を低価格で購入できることもあるので、個人売買が悪いというわけではない。だがリスクを回避したいのであれば、やはり専門業者に依頼するのが間違いなくスムースと言えるだろう。