日本人選手の走りに会場も大盛り上がり!
世界中で毎年350公演以上を行い、年間400万人以上を魅了している世界最大級のモータースポーツイベント「MONSTER JAM®」。その日本公演となる、「MONSTER JAM® 2019 IN JAPAN」が11月2日〜3日の2日間、メットライフドーム(埼玉県所沢市)にて開催された。関東での公演は初となる。
このMONSTER JAM®は、大型タイヤを装着し、1500馬力の船舶用エンジンを搭載した約5トン、5m超のモンスタートラックが繰り広げるモータースポーツ。これまで世界40カ国で開催されてきている。スピードを競う「レース」、技術を競う「フリースタイル」のふたつで構成され、そのほかにも後輪走行レースやドーナツコンテストといったエキシビジョンマッチも充実。クルマ好きのみならず楽しめるイベントとなっている。
イベントの魅力は走行だけではない。MONSTER JAM®に参戦するトラックや操るドライバーたちと触れ合えるピットパーティも人気コンテンツのひとつ。間近で大きなトラックの迫力を体感できるほか、お気に入りのドライバーからサインをもらえるなど、子どもから大人まで好評だ。
今回は日本人ドライバー東野貴行選手がMONSTER JAM®初登場ということもあり、2日間で約2万4000人が来場。開場とともに参戦するトラックとドライバーたちがお出迎えし、約3時間30分にもおよぶピットパーティーを楽しんでいた。
競技はトーナメント形式で行われるレースからスタートし、迫力あるドライビングを披露したニール・エリオット選手がドライブするMAX-Dが初日に優勝。日本での人気も高い同選手の熱い走りに、会場も大いに沸いた。
続いて華麗なテクニックを競う「フリースタイル」では、会場にいる来場者がパフォーマンスをスマートフォンで採点し、順位が決められる。こちらでは日本人ドライバーの東野貴行選手が会場を盛り上げ、初参戦とは思えぬパフォーマンスを披露。しかし、その盛り上がりのさらに上を行ったのがバリー・ムサワ選手。愛機「Zombi」を駆り、難易度の高いバックフリップという技に挑戦するも失敗。しかし、その果敢なチャレンジ姿勢に会場は盛り上がり、来場者からの採点は最高点を記録! 見事にチャンピオンとなった。
今回の日本公演は、前回大会を大きく上まわる来場者数となり、イベントも大盛りあがり。家族連れで訪れ、イベントを楽しむ姿が多く見られたのも印象的だった。初参戦となった東野貴行選手は、「会場に入る前は緊張や不安のほうが大きく、かなりナーバスになっていた。しかし、始まってみたら楽しくて、夢のような空間と時間でした。初めての参戦が母国日本ということで、名誉あるデビューができたことを感謝します。イベントも大盛り上がりで、来場者の皆さまから大きな力をもらえました」
「マシンに不慣れな部分もあり、まだまだできることがあると痛感しました。もっと練習して、自分の思い通りにマシンを操れるようになりたいです。走行中は来場者の皆さまの声はしっかりと聞こえています。そのおかげで実力以上のパフォーマンスが見せられるので、ぜひ、一度会場に足を運んで迫力あるパフォーマンスを体感してください!」とコメントした。
今のところ、日本での次回開催は未定。しかし、主催者も日本での盛り上がりを実感しているとのことなので、ぜひまた日本での開催を実現してもらいたいと願う。