メーカー直資系はコストが削減できる分値引きは大きめ
前述した例でいけば、3つの都県で新車販売をするのだから、スケールメリットがかなり多くなる。工場からの配車などの物流や在庫管理コストなど、スケールが大きければ大きいほど、コストを押さえることもでき、当然仕入れる新車の量もかなり多くなるので、仕入れ値的な部分でも、調整がきいているとの話もあり、そのようなコスト削減の恩恵として、値引きアップに反映されていると考えていいだろう。つまりメーカー直資系ディーラーのほうが、値引きアップを引き出しやすいとされるのが一般的となっている。
またメーカーと資本関係があるので、ときには新車販売実績を優先し、採算をある意味度外視した販売促進をしてくることもある。つまり、地場資本系ではしっかり利益を確保しながら販売していかなければならないので、車種や期間は限定されるものの、メーカー直資のディーラーとは提示される値引きで大差がついてしまうことがあるのだ。
購入時の値引きをより期待したいというならば、メーカー直資系ディーラーがやはり魅力的といえる。