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クルマは世界的に電動化の流れ! にもかかわらずスバル・インプレッサからハイブリッドが消えたワケ (2/2ページ)

クルマは世界的に電動化の流れ! にもかかわらずスバル・インプレッサからハイブリッドが消えたワケ

先代のインプレッサにはハイブリッドモデルがあったが……

 いまやパワートレインの電動化を抜きに次世代モデルは語れない。地域によってトレンドは異なるが、北米を除くと自動車からのCO2排出量削減は緊急課題であるし、その解決策として少なくともハイブリッドシステムの採用はマストといえる状況になっている。

 とくにメーカー全体としてのCO2排出量削減が求められている。一部のクルマだけ省燃費であったり、ローエミッションであったりしても意味がない。むしろ販売の中心になるモデルにこそ電動化が必要とされている。

 そう考えると不思議なのはSUBARUのラインアップだ。先代XVやインプレッサに初搭載したボクサーハイブリッドは、現行ラインアップにおいて「e-BOXER」と呼ばれるパワートレインへとブラッシュアップされている。フォレスターの実質的なトップグレードである「Advance」に採用されたのを皮切りに、SUBARU XVにも展開。XVについては、2019年11月15日から発売開始となるマイナーチェンジモデルから2リッター車はすべてe-BOXERを搭載することになった。ハイブリッドは拡大している。

 しかし、冒頭でも書いたように量販モデルにこそ必要とされる電動化だが、SUBARUの基本モデルといえるインプレッサにはe-BOXERの搭載グレードは現時点では用意されていない。先代インプレッサにはハイブリッド仕様があったわけだし、XVとは基本メカニズムを共通としているわけだから技術的にハイブリッドを搭載することに難はないはずだ。

 はたして、その理由はどこにあるのだろうか。

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