一般道の走行であれば生活4WDでも十分
ここでは細かな4WDの種類の解説は省くが、一般的な乗用車に設定されている「生活4WD」と呼ばれるものと、本格的なSUVの4WDでは当然ながら走行性能は異なる。当然ながら道なき道を行くようなシチュエーションでは本格的なSUVのほうが圧倒的に走破性は高くなるわけだが、ユーザーが一般道を普通に走行するのであれば、生活4WDでも十分すぎる性能があると言える。
もちろんいざという時のために本格的な4WD車があったほうがいいと思う人もいるだろうが、当然ながら本格的な4WDシステムを持つ車両は車両価格も高くなりがち。また、フルタイム4WDは常に4輪に駆動力が伝わっているため燃費も悪化するし、小回りも利きづらい。
それに雪国で生活4WDと呼ばれるモデルが力不足ということであれば、とうの昔に雪国では本格的なSUVばかりとなっているハズだが、そういうわけでもないのはご存じのとおり。人をたくさん乗せたいのに2シーターのクルマを買う人がいないように、クルマ選びの基本は適材適所。一口に4WDといっても性能は異なるが、自分の使い方に合った4WDはどれなのかをしっかり見極めて購入したいところだ。