明らかに変色したり硬化しているものは避けたほうがいい
結局のところ、実際に状態を見て判断するしかない。教えてもらったところでは、固形ワックスであればカチカチになってヒビ割れがひどく発生していたらダメ。硬くなっていると成分に問題がなくても、均一に塗れなくなるなど、使い勝手がかなり悪くなるので、これは使用期限を超えてしまったと言っていい。
また、表面を見て色や状態にムラがある場合も使用は避けたほうがいいとのこと。ムラになっていると、成分が偏っていることが多いという。原因としては高温と低温が繰り返されて溶けたり、固まったりを繰り返すことでなることが多い。液体ものは中を見て、本来透明なものが白濁していたり、分離していると成分が変わってしまっているので使わないほうがいい。
ただ、いずれにしてもすぐにダメになるわけではなく、固形ワックスであれば、5年以上大丈夫なこともあるし、液体ものはそれよりも短くなってしまうものの、3年以上はもつことがほとんど。どちらも封をしっかりして、冷暗所に保管するのが一番。
昔はよく、愛車セットみたいにしてトランクに積んでいたが、急に熱くなったり寒くなったりするので、積みっぱなしはよくない。使ったら、保管場所に閉まっておくのが基本だ。チャンと保管して、しっかりと最後まで使い切るのが、もったいないの精神としても大切だろう。