クルマを斜めに止めるのはNG!
交差点で右左折するとき、対向車や歩行者がいた場合、どこで停止すればいいのか迷っている人はけっこう多い。停止線があれば、一旦そこで止まるのがルールだが、そうでない場合は……?
右折の場合、交差点の中心より少し手前で、クルマを真っ直ぐにした状態で待つのが基本。クルマを少し右に向けて斜めに止まってしまうと、対向車線の直進車の進路を妨げ、接触するリスクが増える。また、後続車にオカマを掘られた場合、対向車線にはみ出す可能性があるので、クルマの向きも、ハンドルの方向も直進状態をキープしたまま、交差点の中心の少し手前で止まるのがベスト。
ときどき、交差点の中心よりかなり手前で止まっているクルマを見かけるが、この位置だと後続の直進車や左折車が通り抜けられなくなり、流れをせき止め、迷惑をかける可能性があるので、なるべく後続車の邪魔にならない位置までクルマを前進させて止めるようにしよう。
左折の場合は、キープレフトで交差点に進入し、横断歩道などを渡ろうとしている歩行者等がいるときは、その横断歩道等の直前で一時停止する必要がある。
「横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない」道路交通法第38条(横断歩道等における歩行者等の優先)
もちろん、一時停止の表示がなく、横断する歩行者等がいなければ、そのまま左折をしてしまっても構わない。