カワイイなりしてまさかの中身! 舐めてかかるとぶっちぎられる隠れ過激派なクルマ4選 (2/2ページ)

よく見るとエンブレムが違う過激なコンパクト!

3)アバルト595

 そして、情熱的な人柄で知られるイタリアからやってきた、アバルト595も舐めたらいけません。デザインは、キュートで女子人気も高いフィアット500とそれほど変わらないのですが……。よぉ~く見ると、ん? エンブレムがサソリ! そうなんです、アバルトとは、フィアット車をチューニングして数々のレースで大活躍を収めたチューナーさんからスタートしたブランド。

 だから、そのクルマたちはどれもタダ者じゃないっ! かわいい顔して加速は怒涛の速さだし、コーナリングはギュインギュインと激しいし、一度乗ったら誰もがサソリの毒にやられること間違いなしです。

4)ルノー・トゥインゴGT

 さて、最後はフランス代表といってもいいでしょう、ルノー・トゥインゴGTです。まるでマカロンみたいにコロンとしたボディとカラーリングで、女子ならキュンとくる見た目をしているくせに、ベースモデルでも走るとドッカンターボのジャジャ馬で、スポーティグレードのGTともなると、5速MTで71馬力から109馬力にパワーアップすることもあって、もうその走りは過激そのもの。

 ルノーのモータースポーツ部門で、F1にも参戦しているルノー・スポールが足まわりもチューニングしており、もともとエンジンをリヤに搭載するミッドシップレイアウトという独特の個性とあいまって、コーナリングの楽しさも格別です。そんじょそこらのスポーツカーじゃついていけるかどうか? きっと驚くはずですよ。

 というわけで、どれも見た目は本当に小さくて可愛らしいのに、舐めちゃいけない実力の持ち主です。運転が大好きだけど、あんまりコテコテのスポーツカータイプに乗るのは抵抗がある、という男女にもオススメ。4人乗り以上で荷室もしっかりあるので、スポーツカーより街乗りカーとしての実用性が高いのも嬉しいですよね。ぜひ覚えておいて、街中で見かけたら走りに注目してみてくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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