手の込んだ限定車は高値が付く!
では、リセールで高値が付く特別仕様車とはどんなものかと言えば、それは手の込んだ限定車のようなものだろう。例を挙げるのであれば、トヨタのマークX“GRMN”のように、本来設定されていない3ペダルMTを搭載したものや、本来はオープンカーであるマツダ ロードスターをクーペ化してしまったロードスタークーペ、元々高いポテンシャルを持つスバル インプレッサやWRXをベースにさらにチューニングを施したS20#シリーズなどが挙げられる。
一方、ベース車両に人気のオプション装備を装着したお買い得仕様の特別仕様車については、ほとんどプレミアがつくことはなく、ベースとなったグレードを基準に価格がはじき出されることがほとんどだ。もちろん、標準装備化されたオプション装備(ナビやLEDヘッドライトなど)がプラス査定される可能性は高いし、もともとの価格もベース車にあとからその装備を付ける場合よりも安くなっている場合がほとんどなので、デメリットがあるというわけではないのであしからず。
その他の特殊な例としては、地域限定や販売会社が独自に作成した特別仕様車などは一般的に知られていないこともあって、マニアの間で高値となる場合もある。ただ、これはあくまで“場合もある”レベルであり、何年も経ったのちに評価されることがほとんどなので狙って購入することは難しいだろう。