JAFの出動理由TOP5! 事前対策で防げる冬に起こりがちなクルマのトラブルとは (2/2ページ)

降雪地帯に出かける前にチェックしておきたいポイントもある

4)キーの閉じ込み

 乗降時に、上着を脱いだり着たりする機会が多い冬は、キーの閉じ込みも多い。対策は、ボーっと乗降しないこと。とくに年末は忙しいので、慌てたり考え事をしていると、キーを閉じ込めやすいので要注意。また寒さの関係でスマートキーの電池が弱くなる傾向もあるので、電池交換も冬前がオススメ。

5)その他

 軽油の凍結や雪に埋まって駐車場から車を動かせない、というのも目立ってくる。ディーゼル車で、厳冬地に行くときは、寒冷地用の軽油を給油しないと凍結する可能性があるので、なるべく現地のガソリンスタンドを利用すること。

 豪雪地帯では、短時間で数十センチの雪が積もることも珍しくないので、駐車するときは風下や吹き溜まりを避けること。また、ワイパーや駐車ブレーキの凍結もよく知られているが、電動パーキングブレーキのクルマは、自動的にパーキングブレーキがかかってしまうクルマもある。そのため取扱説明書をよく読んで、寒冷地で長時間止めるときは、駐車ブレーキが働かないよう注意する。

 それから雪道ではウォッシャー液も多用するので、残量と凍結防止の原液の濃さも要確認。じつは燃料切れも冬場に多いトラブルだが、真冬の燃料切れは生死に関わることも! 給油タイミングは、十分余裕を持つようにしたい。

 あとは基本的に時間に余裕を持って、出発前にルートや天候を良く調べて、スタッドレスタイヤやチェーンなどの装備を完備してからでかけよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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