えっ、海外じゃ通用しないの? 日本でしか通じないクルマにまつわる和製英語17選 (2/2ページ)

日本人だけが使っている略称も多数!

9)エンスト

 エンジンストールの略で、短くすると海外では通じない。日本で勝手に縮めたというパターンはけっこう多い。

10)バックミラー

 和製英語っぽい響きだが、実際にそう。リヤビューミラーが正しい。

11)バック

 バックではただの後ろを意味するだけで、リバースとなる。

12)ガソリン

 ガソリンおよびガスはアメリカ英語。イギリスではペトロと呼ぶ。ガソリンスタンドは和製英語で、ガスステーションが正しい。ちなみに満タンはフルタンクではなく、フルイットアップなどと言う。

13)エキゾーストマニホールド

 英語でもこう呼ぶが、エキマニと縮めると通じない。簡単に言う場合は、ヘッダーでこれはアメリカ英語。イギリスではエクストラクターと呼ぶ。

14)ナンバープレート

 目の前にして言えば通じるかもしれないが、正しくはライセンスプレート。

15)サイドブレーキ

 サイドにあるから付けたのだろうが、正しくはハンドブレーキ。エマジェンシーブレーキとも呼ぶ。

番外編1)助手席

 これを英語にするとアシスタントシートだが、英語ではパッセンジャーシート。もっとくだけた言い方はなんとショットガン。散弾銃のことだが、開拓時代の馬車にはショットガンを持った護衛がとなりに座っていたことに由来する。

番外編2)最低地上高

 英語に訳せばミニマムグランドハイトになるが、実際はグランドクリアランスとなる。

 以上、ザッとよく使われる和製英語について紹介してみたが、まだまだたくさんある。また逆に、和製英語のように見えて、正しい英語だったりする。以前、海外に行く技術者も「通じるもの、通じないものを分けて、さらに覚え直さないといけないのが面倒」と言っていた。昭和時代の黎明期に入ってきて、言いやすいようにアレンジしたのが原因だが、確かにグローバル時代、和製英語に慣れていると大変なこともあるかもしれない。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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