じつは和製英語だらけの自動車用語!
自動車というのはご存じのように、ドイツで発明され(特許取得)、アメリカでの大量生産により、爆発的に普及したもの。日本では完全なる舶来品としてスタートしている。それだけに各名称は英語に由来するものが非常に多いが、なかには日本で勝手に付けたり、縮めたりしたものもあったりする。つまり和製英語なわけで、もちろん海外では通じない。今回はそんな日本でしか通じない、和製自動車英語を紹介しよう。ちなみにイギリス英語、アメリカ英語の差もあったり、一部地域では通じることもある。
1)クラクション
英語ではホーン。クラクションはフランスのホーンメーカー、クラクソンがなまったもの。
2)アクセル
パソコン用語でもあるが、正しくはアクセラレーター。アクセルは日本で縮められたもの。ただ、外国人に使った場合、なんとなく文脈からか、わかってもらえることがある。
3)フェンダー
アメリカではフェンダーで通じるが、イギリスではウイングと呼ぶ。
4)フロントウインドウ
ウインドウシールドやウインドウスクリーンが正しいが、こちらも使わないだけで、聞けば意味はわかってもらえることは多い。
5)スペック
スペシフィケーションで、日本のスペックはこれを縮めたもの。
6)ハンドル
ハンドルは取手のことで、ステアリングホイールと呼ぶ。ただし、ホイールの正しい発音はウィールとなって、かなり日本人には馴染みがない。
7)ウインカー
ダイレクションインジケーターやターンシグナルが正しくて、ウインカーはウインクする人という意味なので、通じない。
8)インパネ
インストゥルパネルを省略したものだが、ちゃんと言わないと通じない。英語ではダッシュパネルも使われる。