パワー押しのクルマが多いなか軽量がウリのモデルも
3位:レクサスRC F(3.576 kg/PS)
レクサスのスポーツクーペであるRC Fをスポーツカーに分類するかどうかは議論もあるだろうが、市販レーシングカーのGT3を設定していることを考慮してスポーツカーとしてランクイン。この数値となったのはカーボンルーフやチタン製マフラーなどによりボディを軽量化したパフォーマンスパッケージのもの。
標準車は1760kgとなるのでPWR値は「3.659 kg/PS」となる。
4位:日産フェアレディZ NISMO(4.338 kg/PS)
国産スポーツカーでもっともコストパフォーマンスが高いと玄人筋から評価の高いフェアレディZが4位にランクイン。GT-Rと同じく、エンジンパワーに優るNISMOのスペックで計算した数値だ。
なお、標準車の車重は1500kg、最高出力は336PSとなるのでPWR値は「4.464kg/PS」となり、5位のシビック タイプRと逆転してしまう。
5位:ホンダ・シビック タイプR(4.344 kg/PS)
ここまで後輪駆動メインのスーパースポーツがランクインしてきたが、FFでトップとなったのがシビック タイプR。1390kgのボディに320馬力のターボエンジンというパッケージは、かつてPWRがスポーツカーの重要な指標だった時代の理想といえる『軽いボディに、ハイパワーエンジン』の組み合わせだ。
ちなみに、ランキングでシビック タイプRの下位を見ると、3リッターターボを積むトヨタ・スープラ(オーストリア製だが国産ブランドということで選んだ)や、間もなく生産終了となることが公式アナウンスされているEJ20エンジンを積むスバルWRX STIといったスポーツカーが名を連ねている。
ブービーメーカーは64馬力の自主規制に縛られるホンダS660。そのほか1tを切るライトウェイトスポーツカーが下位に沈んでいるが、実際の走行では軽いボディはブレーキングに有利だったりするので侮れない。