イザというときに助けてくれる人がいる安心感は絶大
何が新しいかと言うと、純正のディスプレイオーディオやナビゲーションシステムとスマホを接続することで、つながる安心としてコールセンターにつながり、オペレーターが対応してくれるのはもちろん、クルマとスマホを接続する際、なんと車内Wi-Fi機能を利用できるようになるというのだから、画期的なのである!
具体的には、「ダイハツコネクト」対応車載機の購入者を対象に、サービス利用開始から3年間、1GB/月のデータ容量を無料提供してくれるというサービスだ。コネクトサービスの利用のほか、後席でのスマホやタブレットなどの使用による、乗員の通信料金負担軽減にも役立つことになる。もちろん、より多くの通信量が必要なユーザーには、さまざまな有料プランの準備も予定されているという。
ダイハツコネクトのサービス内容は、ドライバーやその家族などのスマホにダイハツコネクトアプリをインストールすることで、もしものときの安全・安心を提供する「つないでサポート」、クルマとドライバーを見守る「見えるドライブ」、クルマの状況をスマートフォンから確認できる「見えるマイカー」、クルマのメンテナンス管理をサポートする「つないでケア」の4種類のサポートとなる。
万一の際にはスマホのGPS機能がONになっている前提だが、口頭で説明することなく、オペレーターが自車位置を遠隔確認できるので、故障・事故現場やあおり運転を受けている場所を特定でき、いち早い救援が可能になるわけだ。
こうしたコネクティッドサービスについては、間もなく開催される、第46回東京モーターショー2019のひとつの目玉となるはずで、クルマの機能の近未来が一気に現実化されるのを、会場の随所でぜひとも確かめてほしい。
個人的には、これからのクルマ選びとして、衝突安全性能の高さ、夜間の歩行者などにも対応する自動ブレーキやブラインドスポットモニター、誤発進抑制を含む先進安全運転支援システムに加え、”手放し運転以前”に、コネクティッドサービスの可否こそ、重要になってくると思っている。ドライブ、カーライフの安心感が(初心者、高齢ドライバーにはとくに)まるで違う次元になるはずだからだ。