新たなジャンルが登場して元気を失ったモデルも
4)スズキ・ワゴンR
このクルマがなかったら、軽自動車がここまで普及しなかったと言ったら言い過ぎだろうか。「ミニミニバン」的な使い勝手の軽自動車というのは衝撃だった。しかし、今やハイト軽や超ハイト軽が続々と登場して、物足りなさがあるのは否めないところ。ダイハツ・ムーヴも同様に以前ほどは元気なしだ。
5)トヨタ・ヴィッツ
それまではリッターカーと言っていたのが、欧州風なテイストでコンパクトカーというジャンルを切り開いた立役者。トヨタ・ファンカーゴ、トヨタ・プラッツなどと3兄弟だったのだが、最近はあまり元気なし。その後、魅力的なコンパクトが各社から出てきて、元祖ゆえに新鮮みがなくなったのが原因か。新型のウワサも出てきたが、欧州名のヤリスになるという情報もあるだけに、先行きは心配。
6)トヨタ・プリウス
人気がまったくなくなってしまったというわけではないが、新型になって従来よりも不振というのはたびたび話題になる。デザインが変わりすぎたなどの意見あるが、ハイブリッドが増えすぎたのは大きいだろう。ハイブリッドというスペシャルモデル感が薄れたというのはある。
7)セダン全般
RVやミニバンが登場していなかった1980年代までは、家のクルマといえばセダン。2ドア&4ドアハードトップも含めて、モデルもいっぱいあった。それが今では、トヨタ・マークIIの後継であるトヨタ・マークXがなくなる時代になってきた。年配の方は「クルマの基本はセダン」とおっしゃるが、やはり狭いし、荷物もあまり載らないなどデメリットもある。とはいえ、セダン全般、今や新車で存在するだけでもありがたい存在だ。