この記事をまとめると
■最近メーターに航続可能距離表示されるクルマが多い
■ガソリンの残量といままでの燃費から計算されているが、ルートによって状況は変わるはずだ
■この記事では、メーターに表示される航続可能距離の信憑性について解説する
走行状況によって航続可能距離の表示は変わってくる
最近のクルマにはすっかり標準化されている燃費計。走り方や環境によって、燃費が良くなった・悪くなったと一喜一憂するのもいいが、実用的に気になるのは、瞬間燃費や平均燃費よりも航続可能距離の表示。
ガソリンの残量とそれまでの燃費を計算して、このまま無給油で走れるのは、あと何kmか教えてくれる便利な機能。50km先まで出かけるときに、航続可能距離が100kmと出ていれば無給油のまま安心して出発できるが、航続可能距離が60kmという表示だったらかなり微妙……。
航続可能距離は、それまでの燃費と燃料の残量を計算して表示しているので、これから走るルートが直近まで走ってきた道よりも流れがよければ、航続可能距離の数字の減り方は穏やかになるし、都市部で渋滞などにはまれば、出発前に確認した航続可能距離よりも短い距離しか走れなくなることもある。
ちょうど先日、ホンダからシビックタイプRを借りたとき、取材現場からホンダ本社までの距離が50kmだった。そのときメーターの航続可能距離を見ると、62kmという数字が……。これは無給油で行けるのか? それとも少しガソリンを足してから出発し、返却直前に満タン&洗車にすればいいのかちょっとだけ悩んでしまった。