日本メーカーと関わりをもつメーカーも
2)ラーダ(ロシア)
こちらも現地ロシアでは最大級の規模を誇る自動車メーカーであるアフトヴァーズ(アフトワズとも呼ばれる)が製造、販売をしている自動車ブランドであるラーダ。じつはアフトヴァーズ自体は現在、ルノー・日産・三菱アライアンスの傘下となっている。
そんなラーダ最大のロングセラーが1976年から現在に至るまで、大きく姿を変えることなく生産し続けているニーヴァである。ヘッドライトの上にあるウインカーレンズがまゆげのように見えるファニーなルックスが印象的な同車だが、ロック機構を備えたセンターデフを持ち、ハイローの副変速機付きという本格的なフルタイム4WD機構を持っており、最近のクロスオーバーSUVを余裕でしのぐ走破性を持ち合わせているモデルなのだ。
3)プロトン(マレーシア)
1966年に完成車の輸入を禁止していたマレーシアは、海外メーカーのノックダウン生産(現地生産)を行うようになっていたが、82年に打ち出された国民車構想によって83年に設立されたのがプロトンだった。日本からは三菱自動車工業と三菱商事が15%ずつ出資したこともあり、三菱の技術協力を得て開発されたプロトン初のモデル、サガは当時のランサー/ミラージュがベースとなっていた。
日本では2011年にキャロッセがモータースポーツ用のベース車両としてサトリアネオの輸入販売をスタート。2012年には型式認定を取得しているが、現在は販売を終了している。