eスポーツ経験ゼロでも勝てるのか!? WEB CARTOPチームがJeGTプレ大会に参戦 (3/3ページ)

eスポーツと実車が融合した満足度の高いイベントだ!

 ビビリでオンライン対戦すらしたことのなかった編集部原田。初レースは予選5番手からスタートダッシュを見事決め、3番手に浮上! これはイケるぜ! と調子に乗った矢先、ヘアピンカーブで多重クラッシュに巻き込まれて最下位に……。ここで原田の戦いは実質終了……。第2ヒートの桂さんは、どんどんコツを掴んで表彰台目前の4位! 今大会のベストリザルトだったが、第1ヒートの成績が悪すぎたおかげで、予選敗退となってしまった。

 初めてeスポーツの大会に参加したが、これはもうリアルなモータースポーツと変わらない楽しさと迫力がある! ガッツリ走り込めば全身汗だくになるし、疲労度も半端ない。免許が取得できない若者でも、これなら早い段階でモータースポーツに触れられるし、そこから実車に興味を持ってもらえれば、なお良いのではないだろうか。

 その証拠に、会場内は若者の姿も多数見られた。トラストやHKS、ブリッツといった有名チューニングパーツメーカーのブースには、雑誌でしか見ることのなかったデモカーなどが展示されており、じっくりと眺めている姿が印象的だった。

 また、会場には日産GT-Rの統括責任者である田村宏志さんも来場。多くの来場者とコミュニケーションを取っていた。

 トークショーにも参加され、「このようなシミュレーターが広まり、実車はいらないというような状況になってはいけない。シミュレーターでドライブして、じゃあ実車に乗ってみたいと思ってもらえる環境を作り続けなければならない。そのためには、シミュレーターで楽しい! と思えるような実車を作り続けなければならない。GT-Rを作り続けなければならないんです」とコメントした。

 会場の外では贅沢にも日産GT-R 2020年モデルや新型トヨタ・スープラに乗れる試乗会も行われ、最新のスポーツカーに触れられる機会が設けられていた。まさに、リアルとデジタルが融合したイベントといえるだろう。

 ちなみに、決勝レースは鈴鹿サーキットを舞台に、50分の耐久レースとなっていた。優勝したのは、BLACK選手と宮園拓真選手のODDEYE Gaming。マーデンボロー選手やオリベイラ選手を抑えて、プロゲーマーチームの実力を知らしめた結果となった。今回の残念な結果のおかげで、完全に火がついてしまったWEB CARTOPチーム。たっぷりと練習して、また機会があればぜひ参戦してみたいと心に誓ったのであった。


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