予選レースはGTドライバーと同組に!
プレ大会のルールは、2グループに分けて予選レースを行い、各グループ上位3チームずつが決勝に進めるというもの。予選落ちしてしまったチームは敗者復活レースに進むことになり、その上位2チームと合わせて合計8台で優勝を争う決勝戦が行われるというもの。
われわれはAグループに振り分けられ、同じグループには現役GTドライバーのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手(D’station Racing)や、ヤン・マーデンボロー選手(RAYS e-Racing Team)のほか、全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKIに千葉県代表として参戦し、実車でも学生日本ドリフト王座決定戦で優勝経験もある新川真也選手(NISSAN×TRUST Racing×1’sBD)の名前が! これは勝てないだろ……と戦う前から白旗を上げたくなる気分に……。
しかし、予選レースA組のコースはなんと筑波サーキット! 姉妹誌CARトップでも長年新車のテストを行ってきており、馴染み深いコースだ。筑波アタック仕様のカラーリングも映えるというもの! 筑波でのレース経験も豊富な桂さんに、予選レースのステアリングを託した。
いざスタートした予選レース! くじ引きで決まったグリッドは6番手。後ろはオリベイラ選手というプレッシャーのなかスタートしたものの、1コーナー立ち上がりで抜かれてしまう。そこからは基本的に10周後のチェッカーまでひとり旅に。残念ながら敗者復活レースへ出場することになってしまった。
レースを終えた桂さん曰く、グランツーリスモSPORTは進化を続け、リアルワールドに近いくらいの精度になっているそう。しかし、今回はステアリングとペダルの各種コントローラーの操作感を掴むのに苦労してしまい、本領を発揮できず消化不良な結果となってしまった。
それでも完全に終わってしまったわけではない。敗者復活レースが控えている。予選落ちした8チームが2ヒート制で戦い、合計順位などで決まった上位2チームが決勝へ駒を進められる。敗者復活レースは、首都高を模したグランツーリスモSPORT独自のコース。第1レースは自宅で何度か走行したことのある編集部原田が出走し、桂さんはモニターでコースを覚えてもらうことにした。