フェンダーダクトの効果は公道では得にくい
リヤのフェンダーダクトも基本的にはフロントと同じ。ただし、ミッドシップやRRのクルマは、リアタイヤの前にラジエターなどを冷やすためのインテークダクトがあるクルマがある。フェンダー後方のダクトについては、フロントと変わらない。
むかしのWRCのラリーカーは、リヤホイールハウスの後部を、けっこう大きなダクトにして、ホイールハウス内の空気を引き抜く工夫をしていた。
自分のクルマをカスタムして、フェンダーダクトをつけたい人は、ダクト付きのワイドフェンダーを装着するとレーシーさが増す。または汎用のダクトを買ってボディを加工して取り付けたり、無加工で“ダミー”のダクトを貼り付けてドレスアップというのもひとつの手。
フェンダーダクトの効果は、レーシングカーなどでも実証されているが、ほかのエアロパーツと違い、公道レベルで実感できるかというとなかなか難しいところ。レーシングスピードで走らない限りは、機能部品というより、ファッションと考えた方が間違いない。