あれ? そういえば……気がつけば見かけなくなったディーラーオプション4選 (2/2ページ)

コーナーポールやドアバイザーは健在!

3)工具セット

 以前はジャッキ、レンチ、さらにドライバーなどを組み合わせた工具セットがあった。室内灯の電球が切れた時など、自分で交換したから、充実した工具セットが付いていると便利だった。最近はこれも見られない。

 先のトヨペット店によると「今はパンク修理キットが増えて、お客様が自分でタイヤを交換する頻度が下がった。タイヤのローテーションなども、ほとんど行わない。だから工具セットも装着されなくなった」とのことだ。

4)ノースモーカーズボックス

 昔のクルマには、灰皿が必ず装着されていた。喫煙率が高かったためだが、喫煙しないユーザーに向けて用意されたのが、ノースモーカーズボックスだ。灰皿をコインケースや小物入れに変更できた。内部が布張りになっているものも多かった。今は灰皿自体がなく、ノースモーカーズボックスも廃止されている。

 ただし、装着車両をあまり見かけなくなったコーナーポールやドアバイザー(サイドバイザー)は、今でもディーラーオプションとして根強く残されている。ホンダカーズによると「コーナーポールを使い慣れたお客様は、装着されていないと車庫入れが難しくなることも多い。今は装着車は減ったが、ディーラーオプションでは選べるようになっている」という。販売個数が減っても、根強いニーズがあれば、用意する必要もあるわけだ。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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