コーナーポールやドアバイザーは健在!
3)工具セット
以前はジャッキ、レンチ、さらにドライバーなどを組み合わせた工具セットがあった。室内灯の電球が切れた時など、自分で交換したから、充実した工具セットが付いていると便利だった。最近はこれも見られない。
先のトヨペット店によると「今はパンク修理キットが増えて、お客様が自分でタイヤを交換する頻度が下がった。タイヤのローテーションなども、ほとんど行わない。だから工具セットも装着されなくなった」とのことだ。
4)ノースモーカーズボックス
昔のクルマには、灰皿が必ず装着されていた。喫煙率が高かったためだが、喫煙しないユーザーに向けて用意されたのが、ノースモーカーズボックスだ。灰皿をコインケースや小物入れに変更できた。内部が布張りになっているものも多かった。今は灰皿自体がなく、ノースモーカーズボックスも廃止されている。
ただし、装着車両をあまり見かけなくなったコーナーポールやドアバイザー(サイドバイザー)は、今でもディーラーオプションとして根強く残されている。ホンダカーズによると「コーナーポールを使い慣れたお客様は、装着されていないと車庫入れが難しくなることも多い。今は装着車は減ったが、ディーラーオプションでは選べるようになっている」という。販売個数が減っても、根強いニーズがあれば、用意する必要もあるわけだ。