新車が売れてなくても中古車では需要高なクルマも
査定が高いクルマの特徴
査定が高いクルマは中古車に人気がある、つまりポルシェの各車のように需要の割に数が少ないということになる。
1)輸出需要があるクルマ
SUVや生産から25年以上が経ち、右ハンドルでもアメリカに輸出できるようなクルマだと海外での需要があり、不人気車でも意外に査定が高いことは多々ある。
2)スポーツ系のクルマ
スポーツ系のクルマであればスポーツ系自体の台数が多くないだけに、不人気車でも極端に査定が安いということは少ない。
3)新車が売れなかった割に需要が多いクルマ
アウトランダーPHEVがいい例だが、このクルマは万能で、乗るたびに「素晴らしいクルマだなあ」と感じるのだが、三菱自動車の燃費不正騒動に巻き込まれたせいもありあまり売れていない。というクルマなので「中古車なら安いかも」と考える目ざとい人も少なくなく、中古車の需要が増え、結果的にそれほど流通が多くない中古車が意外に高いということが起きる。
4)マニアックなクルマ
例としてはカローラセダンのMTなど、確かに新車では希少なだけに査定も安いと思いきや、ATが苦手な高齢者層のようなピンポイントでも需要があれば、供給が少ないだけに査定が意外に高いことがある。
クルマは資産でもあるだけにリセールバリューは重要な要素なので、「リセールバリューばかりを重視して、乗りたいクルマに乗れない」というも本末転倒にせよ、クルマを選ぶ際にこのあたりのことも少し頭に置くといいだろう。また中古車を買う際には、前半で紹介したようなクルマを選ぶと使ったお金の割にいいクルマ、面白いクルマに乗れるということにつながり、こういったクルマは中古車で買う旨みが大きいと言える。