同じものを同じ位置で見ても人によって差がある
ただし、眼球の動かし方などには個人差があるので、同じ速度で回転するタイヤを同じ位置から見ても、人によって逆転して見えたり、見えなかったりするのでややこしい。
ちなみに、肉眼ではなく、テレビやビデオ、映画などの動画を見ているときに、ヘリコプターのプロペラや、ホイールが逆回転しているように見えるのは、「ワゴンホイール効果」(ストロボ効果)という。
テレビやビデオは1秒間に30コマ、映画は1秒間に24コマずつ静止画を撮影して、それを連続再生することで、動画化しているので、毎秒2回転している12本スポークのホイールを、毎秒24コマの映画用のカメラで撮影すると、スポークの位置がいつも同じ位置で映り、ホイールの回転が止まって見えるというわけ。
そしてホイールの回転速度が、毎秒2回転よりちょっとだけ遅くなると、例えば毎秒1.8回転とかになると、ホイールが逆回転しているような動画になる。