日産DNAに浸りながらくつろげる居心地の良い空間
また、過去の書籍や自動車雑誌のバックナンバーを自由閲覧できる本棚や、100台以上のミニカーが壁面を彩るモデルカーウォール、名車のディティールを切り取った画像で構成したアートウォールに加え、エスカレーター周りにもヘリテージコレクションのガレージ内を再現したグラフィックなども施している。
オープニングイベントに登場した星野朝子副社長は、「ヘリテージゾーンは日産が創業以来培い、変わることなく未来に受け継ぐ“日産DNA”のストーリーがたくさん詰まった魅力あふれる空間。数多くのストーリーを居心地の良い空間でくつろぎながら味わっていただける小さなミュージアムにしたい」と語った。
さらにイベントでは元日産のレーシングドライバーである長谷見昌弘さんと元NISMOチーム総監督の柿元邦彦さんによるトークショーを行った。なんと長谷見さんは鮮やかなブルーのスカイラインGTに乗って登場。
それぞれ思い出の日産車を聞かれると、長谷見さんはフレーム剛性が良く、意のままにコントロールできたというスカイラインハードトップを、柿元さんは初めてレーシングカーとして四輪駆動を完成させた、R32スカイラインGT-Rを挙げた。また、今後の日産に期待していることという質問に、長谷見さんは「自分はずっとモータースポーツをやってきたので、今後もモータースポーツ活動を継続してもらいたい」と回答。
柿元さんも「自動運転や電気自動車など新しい技術においては、日産がリードしている。その理由のひとつにはヘリテージを大事にしてきたことで気づきや発想が生まれたことがある。ヘリテージやモータースポーツを大切にしながらやっていただきたい」と締めくくった。