![手入れをしてもシャッキリしない? クルマのボディ塗装の経年劣化は避けられないのか](https://cdn-webcartop.com/wp-content/uploads/2019/09/041c8e89b678b46731ac2144bc87c2e7-5-1-680x453.jpg)
経年劣化は避けられない
人のお肌は次第に劣化というか老化していくけど、クルマの塗装はどうなのだろうか? 新車のときはツヤツヤだが、お手入れをしていても、次第になんだかパリッとしなくなってくるのは、皆さんも経験があるのではないだろうか? そもそも塗装というのは何なのか、といったところから考えてみたいと思う。
塗装というのは樹脂だ。アクリルやエナメル、ウレタンといった種類があるが、これは樹脂の種類を示している。これにいわゆるシンナーなどと呼ぶ溶剤を入れて、塗りやすくしている。以前はこの溶剤が蒸発することで固まっていたが、現在は環境問題もあり、硬化剤を入れて固めるものが主流になっていて、溶剤も水性になってきている。
いずれにしても、樹脂ということはいわゆるプラスチックと扱いは同じで、紫外線などの影響で劣化してくる。油分が抜けカサカサになるのだが、イメージとしては冒頭の人間の肌と同じで、経年劣化は避けられない。その昔の塗装では劣化すると、ヒビが入ることもあった。