手軽にオープンにできるイメージだがじつは開けづらいクルマも
2)ユーノス・ロードスター
どちらかというと手軽にオープンにすることができるイメージの初代ロードスター。確かにフロント2か所のロックを解除し、幌を後ろに倒せばオープンにすることができた。しかし、初代モデルはリヤスクリーンがポリカーボネート製となっており、そのまま屋根を開けてしまうとリヤスクリーンに折れ線が入ってしまうのだ。
それを回避するためにはリヤスクリーンまわりのジッパーを開けて折れ曲がらないようにし、幌と擦れてキズが入らないように保護をする必要があったのである。なお、2代目からはリヤスクリーンがガラスとなったことで、この手順は省略することができるようになった。
3)スズキ・カプチーノ
軽自動車ながら、Tバールーフ、タルガトップ、フルオープンと3つのパターンを楽しむことができたカプチーノ。しかし、フルオープンにするには、当然それだけ手順が必要となる。
まずはTバールーフ状にするために左右のルーフパネルを取り外し、センター部も取り外す。そしてリヤに設けられたロックを解除し、リアウインドウ部分を車内に押し込む、といった具合である。
幸いにもルーフ部分はトランクスペースに収納することができたが、もともとミニマムなトランクスペースがルーフで占領されてしまうというのは今さら言うまでもないだろう。