ブレーキ専用グリースやゴム状の鳴き止めケミカルが有効!
最近では精度が上がってきていたり、使用する素材の工夫によってキーキー音が出にくくなってきている。しかし、パッドをつけて走ってみたら音がするというのでは、再度分解しなくてはならず、二度手間だ。キーキー音が出なかったとしても初期馴染み促進効果もあるので、対策はしておいたほうがいいだろう。
方法はシンプルで、要は振動を抑えればいいので、パッドの裏のキャリパーピストンが当たる部分にブレーキ専用グリースやゴム状の鳴き止めケミカルを塗るのがよくある方法。また、パッド自体の当たりをソフトにするために、摩擦材部分の角を面取りするのも効果あり。パッドの裏に金属の板が付いている場合があるが、これも振動を抑えてキーキー音を防止するためのものなので、取ってしまうのは御法度だ。
ちなみに走行会やレース用のメタルパッドは摩擦材に金属が配合されていて、それがローターに当たってキーキー音が出やすい。この場合は、パッドの素材的に仕方がないので、あきらめるしかない。
最後に似たようなもので、ベルトのキュルキュル音があるが、こちらはベルトが劣化している証拠なので、交換すれば消える。またすぐに交換できない場合は、潤滑スプレーや専用の鳴き止めスプレーを吹けば暫定的に消すことはできる。