劣化は避けられないが「もち」をよくすることはできる
3)オイルシール
回転部分に入れるのが金属の輪っかにゴムをコーティングして作ったリング。軸に当たる部分の形状はいろいろと工夫されているが、ゴムだけにやはり劣化する。大物はクランクシールで、最悪の場合ミッションを外したり、エンジンを下ろして打ち換えなくてはならないこともある。
4)液体ガスケット
最近はシリコン製の液体を塗って貼り合わせることも多い。液体といっても粘性があって、固まるものとそのままのものに分かれる。要は接着剤の一種なのだが、これも劣化はする。
以上が、物理的にオイルを止めている部分だが、だいたい走行距離10万kmを超えると劣化が始まる。にじむ程度なら車検も問題ないが、滴るようだと車検に通らないこともある。
またシールなどの劣化が原因としても、じつはメンテ不良で内部の圧力が高まって抜けてしまうこともある。たとえばオイル交換をしていなくて、スラッジで内圧を抜くバルブが固着した場合などだ。
いずれにしても、漏れだしたら交換や打ち変えだが、パーツとしては安いものながら、交換工賃はけっこうかさむことが多い。気を付けることでガスケットやゴム製パーツの劣化を防止することはできないが、経験上ではエンジンが暖まるまでは全開をしないようにすると持ちがいいように感じる。理由としては、金属が膨らむ前んで落ち着く前に負荷がかかるのがよくないから、というものだ。