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クルマのエンジンで同じ排気量と気筒数なら「V型」と「直列」で違いはある? (2/2ページ)

クルマのエンジンで同じ排気量と気筒数なら「V型」と「直列」で違いはある?

二輪の場合は特性の違いが重要視される

 多気筒エンジンにおいては、シリンダーの並び方によって「直列」、「V型」、「水平対向」といった種類に区別される。水平対向については乗用車に搭載し続けているのは、世界的に見てもポルシェとスバルだけだが、他メーカーでは世代によって直列を使ったり、V型になったりと変化している。では、直列とV型のエンジンはどのような違いがあるのだろうか。

二輪では4気筒エンジンに直列(並列)とV型の選択肢があり、同一メーカーの同じような排気量のモデルに、それぞれ設定されていることがある。ホンダの大型バイクでいえばVFR800FにはV型4気筒エンジンを搭載しているが、CBR1000シリーズには直列4気筒エンジンを積んでいるといった具合だ。かつてのように同一排気量でV4と直4を選べるほどラインアップが充実しているわけではないが、あえてV型を好むユーザーに応える姿勢が見て取れる。

 もっとも、二輪レースの最高峰MotoGPでもメーカーによってV4と直4エンジンが混在しているので、どちらが圧倒的に優れているというわけではない。しかしながら、一般論としては不等間隔爆発となるV4エンジンのほうが、その特性からトラクション性能に優れるため、V型エンジンを好むユーザーも存在するのは事実だ。

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